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ロシアに対する国際陸連(IAAF)の処分後も、米国、中国、ロシアのトップ3の順位は変わらず
今大会では女子選手のメダル獲得への大きな貢献が予想される
2016年7月6日 – 米カリフォルニア州エメリーヴィル – 米トリビューン・メディア・カンパニー (NYSE: TRCO) の子会社で世界最大級のエンターテインメントデータ企業のグレースノート(本社:米国カリフォルニア州、日本法人:東京都渋谷区)は、五輪競技に影響する最新動向や最新の試合結果をもとに2016年リオデジャネイロ夏季五輪の国別メダル予測数を発表しました。グレースノートの「バーチャルメダルテーブル(国別メダル予測システム)」は、「明日五輪が開催されたら」という前提のもとに最新のアスリートデータ分析をもとに国別のメダル数を予測します。
6月17日に国際陸上競技連盟(IAAF)が運動能力向上薬の不正使用を理由にロシア陸上チームのリオ五輪出場停止処分を決めましたが、最新の発表では潔白を証明できる選手については個人参加できることも認められました。グレースノートの予測システムではこれらの決定も考慮して30日前予測分析したところ、ロシアはメダル数を6個減らすと予想します。
ロシア陸上選手が欠場となった場合、トップ4ヶ国のメダル数は以下のとおりです。
- 米国は合計92メダル(金41、銀23、銅28)の予想。
- 中国は合計82メダル(金31、銀26、銅25)で2位の予想。
- 多くの陸上選手が出場できないロシアは合計57メダル(金20、銀19、銅18)の予想だが、前回予測と同じく国別では3位のまま。
- 英国は合計51メダル(金18、銀16、銅17)の予想
グレースノート分析部門担当責任者のサイモン・グリーブは次のようにコメントしています。「グレースノートのバーチャルメダルテーブルでは、最新の試合結果だけでなく有力選手の欠場なども要素として考慮し予測分析するため、ロシア陸上への出場停止処分による参加各国のメダル数への影響を理解するには最適です。」
前回の五輪大会よりもメダル数の向上が予想されるのは以下の国々です。
- リオ五輪の開催国であるフラジルにはこれまでの最多記録となる20メダル(金8、銀9、銅3)を予想
- 日本にも最多記録となる38メダル(金14、銀10、銅14)の可能性が高いとの予想がでている。もし実現すれば夏季五輪で日本が35個以上のメダルを獲得するのは3回目となるだろう。
- 韓国には25メダル(金10、銀5、銅10)が予想される。実現すれば1988年ソウル五輪以降で合計231メダルを獲得することになり、この期間でのアジア内の獲得数を比較すると中国に次いで2番目に多い国となる。
- ニュージーランドにも最多記録となる25メダル(金7、銀11、銅7)が予想され、実現すれば2012年ロンドン五輪時よりも92%向上することになる。
- オーストラリアは42メダル(金16、銀13、銅13)の予想。ロンドン五輪では35個だった。
- オランダにも最多記録26メダル(金7、銀9、銅10)の予想。2000年シドニー五輪時に獲得したメダル数25個を上回る見込み。
- フランスは1900年パリ五輪以降最多となる47メダル(金12、銀17、銅18)の予想。ロンドン五輪時より1個多い金メダル12個の予想は、フランスにとって2000年シドニー五輪以降では最多。
- ドイツは50メダル(金16、銀16、銅18)の予想。これはドイツとして2000年シドニー五輪以降では最多となる好記録。
またグレースノートの分析では、リオ五輪で全メダル数のうち44%は女子競技に当てられておりその割合は史上最高となることがわかりました。男子競技は53%、男女混合もしくはオープン競技は残りの3%となっています。1988年ソウル五輪以前の女子メダリストは全体の30%以下でしたが、ここ数年は女子選手のメダル獲得への影響力が増してきています。(2000年シドニー五輪時の)日本とルーマニア、(2004年アテネ五輪時の)ポーランド、(2008年北京五輪時の)ジャマイカでは、獲得したメダル合計の70%以上が女子選手によるものでした。オランダは女子選手によるメダル獲得率85%の記録を持っています。2016年リオ五輪における各国の女子選手のメダル獲得率の予想は以下のとおり。
- カナダのメダル予想数の75%は女子選手が獲得する見込み
- 米国のメダル予想数の59%は女子選手が獲得する見込み
- オランダに予想されている26メダルのうち54%は女子選手が獲得する予想
- ニュージーランドでは予想されるメダル数の56%が女子選手によって獲得の見込み
- 中国では予想されるメダル数の54%が女子選手によって獲得の見込み
- ブラジルに予想されている20メダルのうち半分は女子選手が獲得の見込み
- その他に女子のメダル獲得率の高さが期待される国は、ロシアの49%、日本の47%、オーストラリアの45%
グレースノートでは個人選手のメダル予想もしています。ベテラン選手から新人選手まで注目すべき選手は以下のとおりです。
- マイケル・フェルプス(米)
- 金メダル4個(100mバタフライ、200m個人メドレー、4x200mメドレーリレー、4x200mフリーリレー)
- 銅メダル2個(200mバタフライ、4x100mフリーリレー)
- シモーネ・バイルズ(米)
- 金メダル4個(平均台、床、個人総合、団体)
- 銀メダル1個(跳馬)
- ジョーダン・スピース(米)
- 金メダル1個(ゴルフ個人)
(ジェイソン・デイ(豪)がジカ熱を理由に出場辞退したことによる)
- 金メダル1個(ゴルフ個人)
- ジェームス・ガイ(英国)
- 金メダル1個(200m自由形)
- 銀メダル1個(4x200m フリーリレー)
- 銅メダル1個(400m自由形)
- ケート・キャンベル(豪)
- 金メダル3個(50m自由形、100m自由形、4x100mフリーリレー)
- 銀メダル1個(4×100メドレーリレー)
- 内村航平(日本)
- 金メダル3個(個人総合、鉄棒、団体)
- クリスティーナ・フォーゲル(独)
- 金メダル2個(自転車競技 女子スプリント、ケイリン)
- 銅メダル1個(自転車競技 団体スプリント)
- 公式サイト:www.gracenote.com
- Twitter:@GracenoteJapan
- Facebook:facebook.com/GracenoteJapan
国別メダル予測数ランキング(バーチャルメダルテーブル)の機能や分析方法など詳細については、以下のリンクをご覧下さい。
http://sportsdemo1.gracenote.com/documentation/vmt.
グレースノートは2015年5月にスポーツデータ企業Infostrada SportsとSportsDirectの2社を買収しスポーツ部門Gracenote Sportsを新設しました。この買収によってグレースノートは音楽、テレビ・映画、スポーツのエンターテインメントデータをワンストップで提供する世界初の企業となり、現在世界中のトップ企業へデータソリューションを提供しています。スポーツデータについては、世界中で4,500以上のプロフェッショナルリーグと競技大会に関するデータ、そして1896年の近代オリンピック開始以降、五輪に関するヒストリカルデータの全詳細を収集しています。
Gracenote について
Gracenote, Inc. は世界の代表的なエンターテインメント製品に音楽・TV/映画・スポーツメタデータを提供しています。2億曲をカバーする音楽データと85カ国以上でTV 番組表データを提供する世界最大のメタデータ量に支えられた音楽・TV/映画の認識技術は業界標準となっています。Tribune Media Company (NYSE:TRCO)の子会社として米国カリフォルニア州エメリーヴィルに本社を置き世界各国でビジネスを展開しています。下記サイトもご覧下さい。
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